TICOザンビア・ボランティア救急救助隊支援活動報告
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TICO・救急救助    体制整備プロジェクト

by ticozm
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本部の災難
救急隊本部のあるチャイナマで、水道管の交換作業が行なわれていました。作業が行なわれる日は、断水で困っていたのですが、もっとたいへんなことが起こりました。
3月28日土曜日も作業が行なわれていましたが、配管がちゃんとつながれていなかったのでしょうか。29日日曜日、水がざぁざぁあふれて、道路は川のよう。「あーあー、きちんと仕事をしないから・・・」とあきれること。
そして翌30日月曜日。救急隊に行ってびっくり。道路に面した壁一面が崩れ落ちているではありませんか!
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隊員たちは、黙々と無線機の台を移動させたり、周辺を片付けたりしています。
「ど、どうしたの!?何が起こったの!!??」「水があふれて、地盤がゆるんだために壁が崩れたんだ。」とカチョファさん。「昨日の夜10時ごろ起こったんだよ。」
水道管を交換するため穴が掘られていたので、そこからずるずると土が崩れたのが原因。いい加減な作業が起こした人災です。水漏れからこんなことが起こるとは、全く予期せぬ出来事です。
救急隊本部は、道路から丸見え。早急に何とかしなくてはいけません。
# by ticozm | 2009-03-31 07:25 | アルバム
贈り物
2008年12月20日、ザンビア大学から救急隊本部まで、警察のバンドを先頭にマーチングを行ないました。目的は「ファンドレージング」。ザンビアのライオンズクラブ・ミリモのメンバーとともに、通りかかる車の人々に、寄付金をお願いしながら歩きました。
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結果、120万クワチャ(約230ドル)の寄付金が集まりました。集まった寄付金は、必要な医療器材を購入に使用します。
そして、本部で引き続き、ライオンズクラブから支援物資の贈呈式が行なわれました。
***スピーチをする、コミュニティポリスのジェレさん***
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     ***寄贈物資の一部***
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酸素ボンベ(酸素の充填)やファースト・エイド・キット、注射針、消毒液、三角巾といった医療資材を900万クワチャ(約1,760ドル)分いただきました。ライオンズクラブから寄贈を受けるは、今回で4回目。継続的な支援をいただけるのは、本当に有り難いことです。
# by ticozm | 2008-12-23 01:39 | アルバム
テレビ取材
11月よりMUVIテレビにおいて救急隊番組が再開されています。
毎週土曜日が取材日。テレビクルーが救急隊に密着取材します。

12月13日、19時30分ごろひき逃げがあったの情報。現場はすぐそこ。駆けつけましたが、現場にいたのは事故にあった負傷者ではなく、泥酔で倒れていた男性。
男性を救急隊本部向かいのクリニックに搬送しましたが、クリニックは停電。治療ができない状態。結局、救急隊本部で、看護士の救急隊員がクリニックの指示に従い薬の投与と対応に当たりました。
***泥酔して、話すこともできない男性***
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***カメラはずっと回っています***

男性の治療を終えた隊員は、アルコールについての注意などを語りました。番組を通して、活動状況だけではなく、こういったメッセージもルサカの人々に届くことを願っています。
# by ticozm | 2008-12-14 23:32 | アルバム
広報活動
よりたくさんの人に活動を知ってもらうために、また活動を理解してもらい協力を得るために、救急隊事業の広報活動も行なっています。
このたび、AutoTrade-Anything You Need On Wheeles-というザンビア市場の車&車の部品専門の新聞(全10ページ・ZMK500=約10円)に救急隊活動の記事を掲載してもらうことができました。
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通常、掲載してもらうのにお金が必要ですが、無料で掲載してくれました。

この広報宣伝活動は、救急隊員たちで行なわれています。この記事の文章・写真の選別も、隊員が行いました。

報告:やまもとひとみ
# by ticozm | 2008-11-19 04:59 | アルバム
事故
10月30日、ザンビアでは大統領選挙が行なわれました。
各地投票所の安全確保のために、救急隊に配属されている警察官も各地に派遣され、その間はボランティア救急隊員のみの運営となりました。

選挙は特に大きな問題も無く終わり、ホッとひと息・・・のはずだったのですが、北部州に行っていた警察官3名が事故にあったとの知らせ。タイヤがパンクし、運転手がコントロールできなくなったことが事故の原因だったそうです。
怪我を負った警察官たちは飛行機でルサカまで運ばれ、空港からUTHまで救急隊が出動しけが人たちを運びました。

1名が腕を骨折、他2名は傷や打ち身などの軽傷。同乗していたほかの警察官も、怪我ですんだとか。が、その事故に巻き込まれた村人は亡くなったそうです。

人を救出に行くはずの救急隊員が、救われる側に。当事者だけではなく、関係者全員、このことから何かを学び、考え、今後の活動に生かしていくべきだと思いました。
# by ticozm | 2008-11-02 01:19 | アルバム